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たった一つの小さなパーツが無い為に、そのギターが楽器として機能せず、
単なる装飾品になってしまう事があります。




右の写真はアリアPro2のTS-500やTS-600(スルーネック)に使われている
ブリッジです。ブリッジの高さが非常に高い為、弦が先端以外に触れない様に
中央部分に隙間が空いています。
その為オクターブピッチ調整スクリューのネジ穴が片方だけに有り、非常に特殊
な構造になっています。アイデアは素晴らしいのですが、長年使っているうちに
金属疲労により、写真の様に破損する事が多いです。

何とか別のブリッジに交換して、楽器としての機能を復元する事は可能ですが、
特にジャパン・ビンテージのファンの方々にはご満足頂けないかも知れません。
因みにこのTSシリーズでは、分厚いブリッジプレートをボディに埋め込む様に
取り付けられている為、ブリッジ交換すら容易ではありません。

長年のリペア業で集めたこの様な中古パーツは、楽器の事情を知らない人から見れば
単なるゴミにしか見えないでしょう。しかし、この内の僅かであっても、装飾品にな
ったり、粗大ゴミになって楽器としての役割を終えてしまう事を阻止して、復活する
事を手助け出来るものが含まれています。普通に入手出来る新品パーツだけでは復元
出来ない楽器も救う事はリペアの仕事に含まれます。







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